奉写一切経司(読み)ほうしゃいっさいきょうし

世界大百科事典(旧版)内の奉写一切経司の言及

【写経所】より

…光明皇太后の《坤宮官御願一切経》5330巻書写速度のすみやかさが著名である。(4)第3期 765‐776年ころ(天平神護1‐宝亀7ころ) 当期のうち道鏡の専制期に称徳天皇のための奉写御執経所(762‐767)が内裏に置かれ,奉写一切経司(767‐769)に格上げされて称徳天皇勅旨により《景雲経》(巻数不詳)などが写された。天皇没後に写経所は造東大寺司のなかへもどされて奉写東大寺一切経所(770‐776ころ)となった。…

※「奉写一切経司」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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