世界大百科事典(旧版)内の奥只見発電所の言及
【檜枝岐[村]】より
…平地は伊南川上流の檜枝岐川に沿ってわずかにみられるが,高冷地のため農業はふるわない。第2次大戦前までは曲輪(まげわつぱ),へらなど木材加工を主産業としてきたが,1961年新潟県境の只見川に建設された奥只見発電所の固定資産税収入をもとに林産所,国民宿舎などの公共施設づくりが行われ,また群馬県境にある日光国立公園の尾瀬ヶ原などの豊かな自然環境を生かした観光開発が進められている。1973年には温泉が湧出して全戸に給湯され,これを利用した宿泊施設のほか,アルザ尾瀬の郷などのリゾート施設が整備され,首都圏からの観光客も増えている。…
※「奥只見発電所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」