《女性の隷従》(読み)じょせいのれいじゅう

世界大百科事典(旧版)内の《女性の隷従》の言及

【婦人参政権運動】より

…このような状況のなかで,1865年に最初の婦人参政権委員会がマンチェスターにつくられ,続いてロンドンをはじめ各地に婦人参政権委員会がつくられ,〈全国婦人参政権協会〉の設立へと発展した。なおミルは68年の総選挙で落選したが,69年に《女性の隷従》(《女性の解放》とも訳される)を発表した。そして同年,女性は地方自治体の選挙権を,70年に教育委員会の選挙権を獲得した。…

【ミル】より

…14歳以後は一人立ちで勉強したが,幼年期からの教育によって一種の純粋培養的な学者となったといえる。一生の間に《論理学体系》(1843),《経済学原理》(1848),《自由論》(1854年に書かれ59年出版),《功利主義論》(1861年に雑誌に発表,63年単行本),《女性の隷従》(1869),遺稿の《社会主義論》(1879)その他多くを著したが,それらはすべて自分の見聞に照らして,より正確に真理を究め世に問おうとする誠実な努力の結果であった。彼ほど世俗の利害や党派的な感情に惑わされない人物はまれであったといえよう。…

※「《女性の隷従》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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