世界大百科事典(旧版)内の《女性反逆者》の言及
【サンガー】より
…ニューヨークのスラム街で看護婦として働くうちに,貧しい女性が多産や中絶で命を縮めるのを見て,女性を救うのは労働運動ではなく避妊の情報であると考え,産児制限運動を始めることを決意。14年,産児制限運動誌《女性反逆者》を発刊し,産児制限birth controlの語も考え出した。しかし当時,避妊の情報はわいせつとみなされ,コムストック法がわいせつ文書の郵送を禁じていたため,サンガーは告発され,ヨーロッパに逃れて1年間,避妊に関する思想と方法を学んだ。…
※「《女性反逆者》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」