《好色女傑伝》(読み)こうしょくじょけつでん

世界大百科事典(旧版)内の《好色女傑伝》の言及

【ブラントーム】より

…1584年落馬事故により行動の自由を失って以来,郷里に引きこもって著述に専念し,過去の豊かな体験や見聞をもとに,《フランス著名武将伝》《著名貴婦人伝》など膨大な量の回想的作品を書き綴った。そのうちで,今日なお広く読まれているのは,《著名貴婦人伝》の第2部にあたる《好色女傑伝(艶婦伝)les Dames galantes》で,性的に奔放であったルネサンス末期の貴婦人たちにまつわる生々しいエピソードを,大らかな筆致でスケッチした作品。【山本 顕一】。…

※「《好色女傑伝》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」