如心斎宗左(読み)じょしんさいそうさ

世界大百科事典(旧版)内の如心斎宗左の言及

【表千家流】より

…覚々斎は内室秋とのあいだに如心斎,裏千家の養子となった竺叟,一灯の3子をもうけた。7世如心斎宗左(天然,丁々軒)は,三井八郎右衛門の経済的援助をうけて千家の中興につくした。そして弟の一灯宗室,川上不白,中村宗哲,堀内宗心,無学和尚らとはかり千家七事式を制定した。…

【茶事】より

…茶の湯で来客を接待することを茶事と称するが,それは単に抹茶を点(た)て,供するだけでなく,必ず懐石(簡単な食事)を伴う。茶の湯,さらに茶の会(茶会)とは,喫茶のための会と認識されているが,それは大きな誤解であって,茶の湯は呈茶とともに,茶の湯の食事(懐石)を包摂するものなのである。そしてこの食事が,いわゆる饗応の膳部料理と,基本的に発想を異にするのであって,一時の空腹をしのぐための懐石料理であることが重要である。…

※「如心斎宗左」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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