妙秀尼(読み)みょうしゅうに

朝日日本歴史人物事典 「妙秀尼」の解説

妙秀尼

没年:元和4(1618)
生年:生年不詳
本阿弥光悦の母。室町幕府御用職人の刀研師光心の娘で,本阿弥光二を婿養子とする。その家記的聞書である「本阿弥行状記」には,熱烈な法華信徒である妙秀尼の信念に満ちた清貧思想による言動が記されている。婿の家が焼けたと聞いて,財宝があるのは災難のもとと喜んだ,遺産を残すより借金を残すほうが子のためによい,などである。<参考文献>正木篤三『本阿弥行状記と光悦

(脇田晴子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む