《姿記評林》(読み)しきひょうりん

世界大百科事典(旧版)内の《姿記評林》の言及

【野郎評判記】より

…評するところは主としてその容色,性格,歌舞の巧拙,声のよしあし,酒宴の座などでの座持ち,色を売る若衆としての客に接する態度から閨中の味わいに及び,詩歌や肖像画を添えることが多い。刊行は1656年(明暦2)からと伝えるが,現存するものは60年(万治3)刊《野郎虫(やろうむし)》から1700年(元禄13)刊《姿記評林(しきひようりん)》に至る。〈役者評判記〉成立の基盤となったもので,歌舞伎史,絵画史,風俗史の資料として重要。…

※「《姿記評林》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む