世界大百科事典(旧版)内の婚姻瘤の言及
【カエル(蛙)】より
… 卵胎生のアフリカ産コモチガエル類Nectophrynoides以外はすべて卵生で,体外受精を行う。繁殖期の雄には,第1指に婚姻瘤(こんいんりゆう)と呼ぶ肉質隆起を生じ雌を抱接するが,抱接型には一般的な腋下(えきか)型のほかに,胸部・腰部抱接型がある。カエルの鳴声はそれぞれの種に特有のもので,繁殖期における雄の鳴声(ラブコール)は,産卵場所に繁殖集団(コロニー)を形成し,種の識別や雌雄認知の決め手となる信号でもある。…
※「婚姻瘤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」