子付なます(読み)こつけなます

世界大百科事典(旧版)内の子付なますの言及

【コイ(鯉)】より

…濃漿は今の鯉濃で,筒切りにした鯉をみそ汁で煮込むものである。子付(こつけ)なますも古くからの料理で,鯉の刺身にその卵をほぐしてまぶしつけ,酢を加えた煎酒やワサビ酢であえた。【鈴木 晋一】
[民俗]
 鯉は古くから淡水魚の中でもっとも食用として利用され,また,眼をふさいでおくと跳びはねないので,物おじせぬ生物の代表としてまないたにのせた鯉のようだと形容することばにもなっている。…

【フナ(鮒)】より

…江戸時代の料理書には,かす漬,こごり,汁,すずめ焼き,なますなどの調理法が見られる。こごりは煮凝(にこごり),すずめ焼きは小ブナを頭もろとも背開きにしての付焼き,なますは刺身にして卵をまぶした子付(こつけ)なますが多い。刺身,なますなど,フナは生食して美味であるが,よごれた水にいたものには寄生虫のおそれがあり,注意を要する。…

※「子付なます」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む