子四天王(読み)こしてんのう

世界大百科事典(旧版)内の子四天王の言及

【四天王物】より

… 人形浄瑠璃では,1707年(宝永4)9月大坂竹本座の《酒呑童子枕言葉》,12年(正徳2)7月竹本座の《嫗(こもち)山姥》などがある。なお,古浄瑠璃で有名な金平(きんぴら)浄瑠璃は,金時の子の金平を中心とする〈子四天王〉が活躍するものである。歌舞伎では,1673年(延宝1)江戸中村座上演とされる《四天王稚立(おさなだち)》,1701年(元禄14)7月中村座の《当世(いまよう)酒呑童子》,翌02年7月江戸山村座の《鬼城女山入(おにがじようおんなやまいり)》,81年(天明1)11月中村座の《四天王宿直着綿(とのいのきせわた)》(初世桜田治助作),1804年(文化1)11月江戸河原崎座の《四天王楓江戸粧(もみじのえどぐま)》(4世鶴屋南北作),63年(文久3)8月江戸守田座の《当龝(わせおくて)俄姿画》(3世桜田治助作)の中の〈市原野のだんまり〉などがある。…

※「子四天王」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」