世界大百科事典(旧版)内の子宮弛緩出血の言及
【異常分娩】より
…これだけでは異常ではなく,この境がへそ近くまで上昇すると切迫子宮破裂の危険がある。
[子宮弛緩出血atonic hemorrhage of uterus]
胎児と胎盤が分娩したのち,子宮の収縮が不良なために多量の子宮出血を起こすこと。胎盤娩出後には子宮筋は強く収縮して,開放している血管を閉鎖(生体結紮(けつさつ))して出血を防止しているので,分娩後期の出血量は正常では50g前後にすぎない。…
※「子宮弛緩出血」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」