孔雀鎗金経箱(読み)くじゃくそうきんきょうばこ

世界大百科事典(旧版)内の孔雀鎗金経箱の言及

【沈金】より

…明代の書《新増格古要論》には〈元朝初嘉興府西塘有彭君宝者甚得名 〉とあり,今の浙江省嘉興の地に彭君宝という鎗金の名工がいたことを記しているが,その作と断定できる作品は伝わっていない。鎗金の現存最古の遺品は元代の延祐2年(1315)銘の孔雀鎗金経箱である。蓋に大きな面取りをもつ特徴的な型をもち,これとほぼ同じつくりの経箱が日本には8合のこされ,そのうちの5合に年号,生産地などが黒漆で押印されている。…

※「孔雀鎗金経箱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む