字書虫(読み)ジカキ

動植物名よみかた辞典 普及版 「字書虫」の解説

字書虫 (ジカキ)

動物。ホソガ科の昆虫。ミカンムグリガの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の字書虫の言及

【ガ(蛾)】より

…(7)葉に潜ってトンネルを掘り葉肉を食べるもの ホソガ類,ハモグリガ類など。いわゆる字書虫とか絵書虫と呼ばれるもので,食痕が葉に独特の模様をつくる。(8)葉を食害するもの きわめて多種に及ぶ。…

【ハモグリガ(葉潜蛾)】より

…鱗翅目ハモグリガ科Lyonetiidaeの昆虫。翅の開張0.5~1.3cmの小さいガで,翅は非常に細長く,前翅頂は細長くのび,縁毛は翅の幅より長い。幼虫は大部分が潜葉性で,1枚の葉の中にトンネルを掘って,組織を食べ,老熟するとハンモック状あるいは絹糸の束で覆われた繭をつくる。寄生された葉には,種ごとに独特の食べ跡が残るため,寄主植物名とあわせて考えれば,ガの種類がわかることが多い。このように葉に幼虫の食べ進んだ跡のできる昆虫を,俗に字書き虫というが,これは潜葉性のガとは限らない。…

※「字書虫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android