孝廉の選挙(読み)こうれんのせんきょ

世界大百科事典(旧版)内の孝廉の選挙の言及

【漢】より

…すなわち前136年(建元5)に儒教の古典である易,書,詩,礼(らい),春秋の五つの経書にそれぞれ専門の博士(五経博士)をおき,太学(たいがく)で弟子(学生)に教授させ,彼らの中から成績の優秀なものを郎中(幹部候補生)に抜擢することにした。また前134年(元光1)には儒教の徳目である孝行や廉潔な行為の実践者をやはり郎中として登用する,いわゆる孝廉(こうれん)の選挙を実施した。 その結果,儒学を学び,その教養を身につけたものが高官となって政治を指導するという方針がうち出され,この方針は近代にいたるまで継承されることになった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」