《学問の鍵》(読み)がくもんのかぎ

世界大百科事典(旧版)内の《学問の鍵》の言及

【イスラム】より

…神学と法学は相互に補完し合うシャリーアの学問として,ほぼ時を同じくして出発したが,法学がシャーフィイーによって方法論的完成をみたのに対し,神学はヘレニズム思想の洗礼を受けて,初めて方法論的完成にいたった。 10世紀の後半,フワーリズミーAbū ‘Abd Allāh Muḥammad al‐Khwārizmīは《学問の鍵Mafāfīḥ al‐‘ulūm》という書物を著し,当時行われていたイスラム教徒の学問を分類した。この書によればイスラム教徒の学問は,(1)アラブ起源の学問,(2)異民族起源の学問とからなり,(1)に属するものは,(a)法学,(b)神学,(c)文法学,(d)書記学(行政文書作成法),(e)詩学と韻律学,(f)歴史学であり,(2)に属するものは,(g)哲学,(h)論理学,(i)医学,(j)算術,(k)幾何学,(1)天文学,(m)音楽理論,(n)機械学,(o)錬金術であった。…

※「《学問の鍵》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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