世界大百科事典(旧版)内の学生団体の言及
【友愛】より
… 他方,社会的な制度としては,工業化の進展するなかで,同業組合や遍歴制度はしだいに廃れたが,しかし労働者・職人の間で友愛団体の伝統は存続し,労働組合の母胎ともなり,またさまざまな仲間団体として政治活動や社会活動の基盤となった。さらに高等教育の普及とともに,各種学生団体(たとえばドイツのブルシェンシャフトやアメリカのフラターニティのファイ・ベータ・カッパーなどが有名)を生んだ。このような友愛団体のうちとくに注目されるのは,18世紀にはじまるフリーメーソンや19世紀はじめのサン・シモン主義をはじめ,R.オーエン,C.フーリエらの各種のユートピア社会主義にもとづく社会改良団体である。…
※「学生団体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」