世界大百科事典(旧版)内の宇奈月温泉事件の言及
【所有権】より
…具体的には公共の福祉によって制限されるべき内容へと変更されている。 日本では,判例上,権利濫用の法理が確立したのは,1935年の宇奈月温泉事件(1935判決)においてであった。これは,土地のわずかな部分に無断で湯元から湯を引く木管を通過させている者に対して,その2坪の土地を高く売りつけようとしたが拒絶されたので土地所有権に基づき木管の除去を請求した事件である。…
※「宇奈月温泉事件」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」