守令七事(読み)しゅれいしちじ

世界大百科事典(旧版)内の守令七事の言及

【守令】より

…道の長官である観察使の監督下で,(府,大都護府,牧,都護府,郡,県等,道内の行政区画の総称)内の統治にあたった。その任務は守令七事と呼ばれ,農業を盛んにすること,戸口数を増やすこと,学校を興すこと,軍政を修めること,賦役を均等に課すこと,裁判を迅速に行うこと,奸悪な人物をなくすことであり,この七事を基準にして観察使が各守令の勤務評定を行い,善・殿・悪・最の4等級の評価を中央に報告する仕組みであった。守令の権限は大きなものであったため,国家は出身地の守令には任命しない,同一地での任期は1800日を限度とする,等の統制策をとった。…

※「守令七事」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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