守庁(読み)しゅちょう

世界大百科事典(旧版)内の守庁の言及

【妓生】より

…妓には妓夫がありえたが,それは妓に寄生するものであって夫としての権利はなかった。妓生は行首妓生(キーセンがしら)のもとに統率され,地方官庁を往来する両班(ヤンバン)に侍寝する場合,これを守庁といい,またときには歌舞をもって遊宴にはべらなければならなかった。なかには黄真伊のように漢詩や時調に不朽の名を残した才妓もあって,李朝の恋愛文化はもっぱらこのキーセンに負うている。…

※「守庁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」