安全規格(読み)あんぜんきかく

世界大百科事典(旧版)内の安全規格の言及

【規格】より

…物質,エネルギー,行為,サービス,現象,抽象概念について,用語,記号,定義,種類,等級,形状,寸法,成分,組成,構造,装備,性質(信頼性,安全性を含む),性能,動作,方法,手順,手続き,方式,状態,条件その他の技術的事項を定める取決めをいう。規定する内容,目的によって,(1)基本規格――基礎的,総括的な事項について定めるもの,(2)製品規格――品物の性質,性能などの要求事項について定めるもの(寸法規格,性能規格などのように部分的に定めるものもある),(3)サービス規格――いわゆるサービス業が提供するサービスに対する要求事項について定めるもの,(4)用語規格――専門用語とその定義を定めるもの,(5)品種規格――種類の減少,すなわち単純化を目的とするもの,(6)互換性規格――部品などの互換性の確保を目的とするもの,(7)両立性規格――システム,設備などの両立性の確保を目的とするもの,(8)安全規格――安全の確保を目的とするもの,(9)試験規格および検査規格――品質保証を目的とするもの,(10)製造規格――品質の確保,製造コストの低減,能率の向上を目的とするもの,などに区分できる。 また規格は,それを定める機関によって,(1)国際規格――国際的な協定,条約に基づいて設けられた,政府または非政府の国際機関が定めるもの(この機関の会員資格は世界的に公開),(2)国家規格――国家的に認められた国家規格機関が定めるもの,(3)団体規格――国家的に認められた学会,協会,業界団体が定めるもの,(4)社内規格――企業が定めるもの,に区分できる。…

※「安全規格」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android