世界大百科事典(旧版)内の安宅産業の言及
【伊藤忠商事[株]】より
…第2次大戦中,(株)丸紅商店や(株)呉羽紡績などとの合併による三興(株),大建産業(株)時代を経て,49年,過度経済力集中排除法に基づく企業分割により,大建産業から分離する形で現在の伊藤忠商事(株)が誕生した。戦後は日本経済の発展とともに,繊維商社から総合商社へと飛躍発展し,77年経営危機に陥っていた名門安宅産業(株)との合併で鉄鋼・化学部門の強化がなった。80年代以降,情報・通信分野に積極展開している。…
【総合商社】より
…また,1973年秋の石油危機後,世界的に深刻な不況が長びくなかで,総合商社は苦境におちいった。取扱高が低迷する一方,大小の倒産が多発するごとに商社の不良債権はふくれ上がり,ついに77年,十大商社の一角を占めていた安宅産業が崩壊し,伊藤忠商事に合併された。 総合商社の中核機能として次の3点があげられる。…
※「安宅産業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」