安宿媛(読み)あすかべひめ

改訂新版 世界大百科事典 「安宿媛」の意味・わかりやすい解説

安宿媛 (あすかべひめ)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の安宿媛の言及

【光明皇后】より

…首皇子の即位により夫人となり,727年(神亀4)皇子(《本朝皇胤紹運録》は基王)を生み,直ちに皇太子に立てたが翌年夭死した。同じ年聖武天皇のもう1人の夫人県犬養広刀自に安積(あさか)親王が誕生したため,藤原氏は天皇家との外戚関係が絶えることを恐れ,それを防ぐ手段として,それまでは皇后が夫帝の死後女帝として即位するのが慣例であったことに着目し,安宿媛の立后を画策した。そのため反対派の長屋王を誣告によって排除し(長屋王の変),三千代の出身地河内国古市郡から瑞亀を献上させて天平と改元,729年(天平1)にはついに皇族以外から出て皇后となった。…

※「安宿媛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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