世界大百科事典(旧版)内の安楽死合法論の言及
【安楽死】より
…病者を苦痛から解放して安楽に死なせること。上記の英語は,〈良き死〉を意味するラテン語に由来する。安楽死は,いくつかの類型に分けられる。(1)純粋の安楽死 死苦の緩和を目的としてモルヒネの投与が行われ,しかもそれが病者の生命の短縮を伴わないというような場合。(2)間接的安楽死 そのような措置が不可避的に病者の死期を若干早めるような場合。(3)不作為による安楽死 積極的な医療措置を講じても病者の死期をわずかしか延長できず,しかも,それによっていたずらに彼に苦痛を生じさせるにすぎないときに,その措置を行わない場合。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」