完償説(読み)かんしょうせつ

世界大百科事典(旧版)内の完償説の言及

【キリスト論】より

…アンセルムスは贖罪をキリスト受肉に結びつけ,贖罪は〈神人〉としてのキリストにおける神と人間の意志の一致によって起こるもので,それは単に神による悪魔の征服ではないと論じた。しかしカトリック教会は通常人間の自由意志の功績を認める功徳説や協働説をとるので,こうした考えを受け入れず,これを一面的な〈完償説theory of satisfaction〉としてかえって退けた。(4)宗教改革者のキリスト論は,キリストの業を歴史と状況に即してとらえるカトリック教会の伝統の中で起こっている。…

※「完償説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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