完全韻(読み)かんぜんいん

世界大百科事典(旧版)内の完全韻の言及

【韻律】より

…韻の種類に強勢のある母音,または母音+子音をもって押韻するものを単純韻という(flee―sea;voice―rejoice;wept―slept;花―山:英詩ではふつうであるが,日本語では韻として感じられない)。つぎに母音の前の子音から―すなわち1シラブルが同韻であるものを拡充単純韻という(英詩ではfair―fareのような韻を完全韻perfect rimeといい,避けられるが,フランスの詩ではmodèle―fidèleのような押韻は富韻rime richeとよばれ美的効果が認められている。日本語では奈良―桜のような完全韻となってはじめて感じられる)。…

※「完全韻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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