世界大百科事典(旧版)内の定免制の言及
【江戸幕府】より
…荻原重秀を罷免し貨幣を古制に戻して正徳金銀を鋳造,金銀海外流出防止のため15年(正徳5)長崎貿易の年額を制限した。元禄以来の財政は窮迫し,22年(享保7)奥金蔵金銀は13万6616両に減少,切米支給や商人への支払いが停滞したので吉宗は上米(あげまい)の制を設け,年貢定免(じようめん)制を施行した。財政改革のため老中水野忠之を勝手掛に任じ,不正代官を退け,25年代官所経費を別途支給して口米(くちまい)を収公し,新田開発を奨励した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」