定式物(読み)じょうしきもの

世界大百科事典(旧版)内の定式物の言及

【大道具】より

… 一方,歌舞伎の発達にともなって演出に基本的な型ができてくると,舞台の構造にも一定の様式が生まれ,大道具でも一定の高さ,長さ,幅,柱の太さ,壁・襖の色彩と模様など,何にでも利用できる道具がくふうされ劇場に常備するようになった。これを〈定式(じようしき)大道具〉または単に〈定式物〉という。前記の置舞台をはじめ,二重,立木,木戸,障子,高欄,階段などで,これらを組み合わせて構成される屋体を〈定式屋体〉と呼んでいる。…

【定式】より

…歌舞伎で舞台美術の各部門における決まったやりかた,または形式という意味。最も多く使われるのは〈大道具〉の部門で,劇場常備の三色の引幕(ひきまく)を〈定式幕〉といい,一定の様式をもった常備の大道具を〈定式大道具〉,あるいは単に〈定式物〉という。江戸の大衆に重んじられた吉例の思想の影響もあり,歌舞伎の演出に一定の型ができるにともない,いろいろな場面に使用できる便宜のために整備された。…

※「定式物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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