実質細胞(読み)じっしつさいぼう

世界大百科事典(旧版)内の実質細胞の言及

【肝臓】より

…中心静脈の血液は,小葉を出て,小葉下静脈を経て,肝静脈へ送られる。肝小葉を構成する細胞には類洞(洞様ともいう)細胞sinusoidal cellと実質細胞parenchymal cellがある。
[類洞細胞と類洞壁の構造]
 類洞細胞は,類洞腔,類洞壁,および類洞周囲に存在する4種の細胞の総称であり,内皮細胞,クッパー細胞,ビタミンA貯蔵細胞,およびピットセルが含まれる。…

【神経系】より


【ニューロン】

[ニューロンと神経膠]
 一般に生体の器官には実質と支質が区別される。それぞれの器官の特徴的な機能に直接かかわる細胞が実質(実質細胞)であり,実質細胞を一定の形にまとめあげ,これを維持する細胞,およびこのような細胞がつくり出す物質が支質である。例えば,炭水化物の貯蔵とその代謝の調節や,胆汁の生成などは肝臓の主要な機能であるが,これらの機能は肝臓の実質細胞である肝細胞の働きの表れである。…

※「実質細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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