世界大百科事典(旧版)内の室町殿御沙汰始の言及
【沙汰始】より
…武家社会における儀礼化が進んだ室町期には,幕府の諸事についても吉例,恒例と称して年中行事化されることが多かった。沙汰とは裁判,命令を意味することばであるが,室町中期の記録には,御前御沙汰始,室町殿(将軍)御沙汰始,幕府沙汰始,侍所沙汰始,小侍所沙汰始,政所御沙汰始などといったものがみえている。将軍,幕府や訴訟裁判をあつかう諸役所において,それぞれ式日を定めて行った。…
※「室町殿御沙汰始」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」