世界大百科事典(旧版)内の家叢の言及
【叢書】より
…学問を四部分類の下に包括する体系が揺らぎ始める民国時代になって,叢書が四部分類の外に1部を設けて分類されるようになるのはそのためであるが,民国時代には叢書は5000~6000種,広く通行するものだけでも1000種を数えるにいたっているので,量的な増加も分類法の変化に影響を与えた。【勝村 哲也】 中国では,叢書を四部に分かち,1人の著述を集めたものを〈家叢〉,特定の分類にしたがって集めたものを〈専叢〉,古書の佚文を集めたものを〈古逸〉,自家の蔵書,珍書を集めたものを〈雑叢〉といった。これらは,現代の出版では〈全集〉〈集成〉などにあたるものといえよう。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」