家士制(読み)かしせい

世界大百科事典(旧版)内の家士制の言及

【封建制度】より


【ヨーロッパ】
 ここでは上述の(1)の概念についてのみ説明する。
[成立]
 レーン制は,起源を異にする二つの制度,すなわち〈家士制Vasallität(ドイツ語),vassalité(フランス語)〉と〈恩給制Benefizialwesen(ドイツ語),bénéfice(フランス語)〉の結合によって成立した。家士制の説明から始めると,ローマ末期のガリアにおいては,自由民は大きく〈有力者potentes〉と〈被護民clientes〉とに分かれ,被護民は託身によって一生涯主人たる有力者の権力に隷属し,主人の保護にあずかるとともに,種々さまざまの奉仕義務を負担していた。…

※「家士制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む