世界大百科事典(旧版)内の家庭医療の言及
【民間療法】より
…医師の資格をもたない一般人が,もっぱら伝統的な知識にもとづいて行う治療。風邪のときの卵酒,いぼとりなど,一般に家庭内で行われるものが多く,これらは素人療法,家庭医療などともいわれるが,広義には磁気や電子機器を用いた療法,断食療法など特殊な食事療法,またこれらを組み合わせたものなどをも含めたものをいう。また,日本では明治以後,西洋医学が主流となり,漢方医学は医療類似行為として,医療行政や医学教育から排除され,その結果,民間で細々と実施されるにすぎなくなったことから,鍼灸(しんきゆう)やあんま(按摩)など漢方医学的治療も民間療法とされてきた。…
※「家庭医療」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」