《家族――制度から友愛へ》(読み)かぞくせいどからゆうあいへ

世界大百科事典(旧版)内の《家族――制度から友愛へ》の言及

【家族社会学】より

…1930年代になるとアメリカで,家族内部の人間関係の社会心理的研究が活発になってきた。E.W.バージェスやH.J.ロックがその共著《家族――制度から友愛へ》(1945)で示した家父長制家族から近代家族への変化の指摘や,C.H.クーリーが強調した個人が社会性を形成していくうえで基礎的意義をもつとして重視した第1次集団など,配偶者選択,夫婦関係,親子関係,家族における人格形成などの研究がなされた。第2次大戦後になると,心理学や精神分析学,人類学など他の学問分野の実績が導入され,また,大規模な調査研究がなされ,特定文化圏を超えた妥当性と,家族の内面構造や機能の分析研究が活発になった。…

※「《家族――制度から友愛へ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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