家禄賞典処分法(読み)かろくしょうてんしょぶんほう

世界大百科事典(旧版)内の家禄賞典処分法の言及

【士族】より

…また知識人として士族的矜持をもち,官・政界,軍人,学界,実業界,宗教界等の指導者になった者も多かった。しかし秩禄処分への不服はその後も尾を引いたため,政府は1897年,家禄賞典処分法(法律第50号)を公布し,1905年までに12万2000余件,29万2000余人の請願処理をした。1914年の戸籍法の改正で身分登記制は廃止されたから,以後の士族称呼はたんに家系が武士であったことを示すにとどまったが,敗戦後の1947年の戸籍法の全面改正で法的には士族称呼は完全に消滅した。…

※「家禄賞典処分法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android