宿地子(読み)しゅくじし

世界大百科事典(旧版)内の宿地子の言及

【宿】より

…道筋・川筋の変動や,要衝となっていた地点の移動によって,宿の盛衰はいちじるしかったが,地理的に有利であり,交通量も減少しなかった宿では,時代をおうにつれて定住人口が増し,常設の店(たな)をもつ商工民の住居が並んだり,社祠や,宿泊所を兼ねる寺院や,寺院(とくに禅寺)が旅の僧尼のために設けた宿泊施設である接待所(接待屋)も続々とあらわれて,しだいに町としての様相,機能をととのえていき,これが地方都市の発達の一母体をなしたのである。 宿の民家は一般に〈宿在家(しゆくざいけ)〉と称され,住民は〈宿地子(しゆくじし)〉〈間別銭(けんべちせん)〉などの諸税を領主に納入し,宿に定住すること,並びに交通・運輸上の宿の特性に由来するさまざまの職業(生業)に関する特権を保障されていたと推察される。宿在家の統轄には,おおむね〈長者(ちようじや)(宿長者)〉と呼ばれる身分の者が当たっていたようで,その本体は各地の武士であったらしい。…

※「宿地子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む