世界大百科事典(旧版)内の密庵床の言及
【密庵】より
…《松屋会記》などの図によると,西から南にかけて縁高欄がめぐり,南側の縁から上がるようになっていた。点前座(てまえざ)と並ぶ書院床は密庵床(みつたんどこ)と呼ばれており,密庵禅師の墨跡を掛けるために設けられたと伝えられるが,本来は付書院であったらしい。床,違棚,付書院を備え,張付壁に一部長押(なげし)を取り付け,七宝入りの釘隠(くぎかくし)を打った四畳半の座敷に,中柱を立てた台目構えの点前座が結合されて茶室として成り立っている。…
※「密庵床」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」