世界大百科事典(旧版)内の富貴大堂の言及
【富貴寺】より
…大分県豊後高田市にある天台宗の寺。山号は蓮花山。古くは阿弥陀寺と呼ばれ,718年(養老2)仁聞(にんもん)の開基と伝える。大堂(おおどう)(阿弥陀堂,国宝)のみが現存。国東六郷満山(くにさきろくごうまんざん)本山本寺の西叡山高山寺(現在廃寺)の末寺として,また宇佐八幡宮大宮司宇佐氏歴代の祈願所として,所領寄進などの外護(げご)も受けたが,しだいに衰退に向かい,盛時にあった東ノ坊,中ノ坊,谷ノ坊,妙蔵坊,大門坊,南ノ坊も江戸時代中期ころにはすでに南ノ坊を残すのみとなった。…
※「富貴大堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」