富韻(読み)ふいん

世界大百科事典(旧版)内の富韻の言及

【韻律】より

…西欧や中国の詩歌は伝統的にこの脚韻を踏み,その技法も精密化しているが,日本では詩人たちのさまざまな試みにもかかわらず一般化していない。行末の音綴を形成する母音と,それに続く子音だけを同一にするものを単純韻と呼び,中国の脚韻はほとんどこれであるが,西欧ではその母音に先立つ子音までを合致させる場合も多く,とりわけフランス詩ではこのような豊かな韻(富韻rime riche)が求められる。脚韻によってそれぞれの行の成立が聴覚的に確認され,この行が今度は作品を構成する単位となるのだから,韻は決してリズムに無関係な存在ではない。…

※「富韻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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