《寛容に関する書簡》(読み)かんようにかんするしょかん

世界大百科事典(旧版)内の《寛容に関する書簡》の言及

【寛容法】より

…これによって,長老派,会衆派(独立派),バプティストなどのプロテスタント諸教派は,一定の条件つきながら,英国国教会の外に彼ら独自の礼拝集会を持つ自由を認められた。それは,同じ年に出版されたロックの《寛容に関する書簡》に明示されている政教分離,良心の自由という新たな理念と,国王を最高の統轄者とする伝統的な国教会支配体制との妥協の産物とみることができよう。カトリック支配を企てるジェームズ2世を王座から追放した名誉革命への協力者として,とくに商工業階級の間に多かった非国教徒たちは,名誉革命体制のもとでその存在を合法化されたのであるが,非国教徒の公職就任を禁じた地方自治体法(1661)や審査法(1673,78)などの存続によって,彼らに対する政治上の差別は19世紀まで持ち越すことになった。…

※「《寛容に関する書簡》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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