世界大百科事典(旧版)内の対内戦争の言及
【戦争】より
…たとえば原初的な形態(種族,部族,遊牧民,封建領主間)の戦争と主権的国民国家間の近代的な全体戦争の間には共通するものはさしてないであろう。近代主権国家の成立以降の戦争に限定して検討した場合,同じ主権国家に属する2ないし数個の集団が,全面的にせよ,部分的にせよ,この国家を掌握しようとして争うとき,これを対内戦争(内戦ないし革命)と呼び,2国家ないし国家集団がそれら1国ないし数ヵ国の一部ないし全体を,あるいはまた対外的な利益を得ようとして争うとき,これを対外戦争(国際戦争)と呼ぶ。この区別は理論上のものであり,実際には両者はしばしば密接な関係にある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」