対支文化事業特別会計(読み)たいしぶんかじぎょうとくべつかいけい

世界大百科事典(旧版)内の対支文化事業特別会計の言及

【中華民国】より

…すでに20世紀初頭から,中国各地にアメリカン・ミッション系の中・高等学校が次々に創設されていたが,1908年,アメリカ政府は義和団賠償金の一部を中国人のアメリカ留学の基金とすることとした。中国の教育文化面におけるアメリカの影響力の増大に,文化的な巻返しの必要を感じた日本の外務省は,まず東亜同文会の中国における中国人教育施設に助成を与え,23年には,義和団賠償金と山東半島利権の補償金をもとに〈対支文化事業特別会計〉を定めた。これによって外務省に設置された〈対支文化事務局〉は日本最初の政府文化交流機関であり,現在の外務省文化事業部の前身となった。…

※「対支文化事業特別会計」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android