《対異教徒大全》(読み)たいいきょうとたいぜん

世界大百科事典(旧版)内の《対異教徒大全》の言及

【トマス・アクイナス】より

…この時期の著作には前述の《命題論集注解》のほか,みずからの哲学的立場を簡潔に述べた《有と本質について》,重要な学問論を含む《ボエティウス三位一体論注解》,中世大学独特の授業形式を反映する《定期討論集・真理について》がある。またイスラム教徒,ユダヤ教徒に対してキリスト教真理を弁証することを目ざした体系的大著《対異教徒大全》が着手されたのもこの時期である。ドミニコ会有数の学者に成長したトマスはパリ大学教授の任期を3年で終え,続く約10年間イタリア各地のドミニコ会学校で教授・著作活動に従事する。…

※「《対異教徒大全》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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