…室町後期の五山禅僧。別に幻雲,中孚道人と号す。近江の人。磯野の楞厳寺正中祥瑞に参じ,その法を継いだ。越前朝倉氏の庇護を受けて善応寺,弘祥寺に住し,1510年(永正7)3月5日建仁寺,のち南禅寺に住した。晩年建仁寺妙喜菴の一華軒に隠居し,杜詩,三体詩を宮中に説いた。1533年12月8日寂。64歳。著作に《月舟和尚語録》《幻雲文集》《幻雲詩稿》《幻雲疏稿》《摩訶師子吼集》《続錦繡段》《蒲根(ほこん)》等がある。…
※「寿桂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...