世界大百科事典(旧版)内の尉遅跋質那の言及
【尉遅乙僧】より
…《歴代名画記》や《唐朝名画録》にいう唐初太宗に仕えたとする記事は誤りであろう。于闐(うてん)国または吐火羅(とから)国の生れで父の尉遅跋質那も隋に仕えた画家。首都長安,洛陽の寺院・道観の壁に仏像,西域人の肖像,花鳥を描き,〈鉄線を曲げ糸のわだかまるよう〉といわれる均一な太さの線と強烈な色彩や独特の陰影法による立体表現に秀で〈絶妙〉と評された。…
※「尉遅跋質那」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」