小ものの画家(読み)こもののがか

世界大百科事典(旧版)内の小ものの画家の言及

【銅版画】より


[彫刻銅版画]
 初期には署名のないものが普通だが,おもな版画家としてライン川上流では〈トランプ・カードの画家〉,〈E.S.の画家〉,M.ションガウアー,〈L.Cz.の画家〉など,下流では〈愛の園の画家〉,〈F.V.B.の画家〉,メッケネム,L.ファン・レイデン,イタリアではA.ポライウオロ,A.マンテーニャらが挙げられ,次いでドイツのデューラーの版画がヨーロッパで広く知られた。彼の周辺の同時代人,弟子たちの〈小ものの画家(Kleinmeister)〉たちは,創作もするが他人の版画の複製も多い。ラファエロの絵画・素描の複製を専門とし,19世紀まで古典主義の手本として永く大きな影響を及ぼしたのはイタリアのM.ライモンディであった。…

※「小ものの画家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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