世界大百科事典(旧版)内の小作制度調査委員会の言及
【小作制度】より
…小作問題が社会問題となるにつれて,政府は争議の鎮静のために,一方では小作立法,小作権の一定の承認を構想し,他方では自作農創設維持政策によって小作人に小作地を買い取らせ,また窮乏自作農の小作人への転落を防止することに努めた。前者についていえば,1920年に小作制度調査委員会が設けられ,小作協約や小作組合を含む広い小作法が構想されていた。しかしその法案要綱や草案は地主層の反対により,ついに小作権法認を含む小作法は成立しなかった。…
※「小作制度調査委員会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」