世界大百科事典(旧版)内の小川紙の言及
【細川紙】より
…当時は大河原紙と称して,秩父郡の安戸村が中心であった。それから160年後の《新編武蔵風土記稿》(1828)によれば,小川紙と称して,平村,腰越村などですき,小川村に問屋がいて,中心地となっている。初めは天領であるため,代官に税を払えば,江戸府内の販売は自由であったが,1813年に江戸十組問屋以外に販売することが禁じられ,紙の価格を問屋に一方的に取り決められた。…
※「小川紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」