世界大百科事典(旧版)内の尹弼商の言及
【蹄鉄】より
… 装蹄技術については,西アジアでムハンマド・ブン・ムハンマドが《馬の書》(15世紀以後成立)を著し,ある程度解説を加えているが,東アジアではヨーロッパ人が装蹄技術を伝えるまでは本格的な蹄鉄は普及しなかった。ただ例外的に李氏朝鮮下で尹弼商(いんひつしよう)なる者が代葛(だいかつ)と称する氷上蹄鉄(鉄臍(てつさい)蹄鉄)を発明し,行軍に役だてている。日本の伝統的な装蹄は,わら,和紙,馬毛,人毛などでこしらえた馬沓が主で,脱落しやすいのが一大欠点であった。…
※「尹弼商」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」