尾張氏(読み)おわりうじ

世界大百科事典(旧版)内の尾張氏の言及

【尾張国】より

…面積の約6割が濃尾平野の南半部にあたる肥沃な沖積平野で,古墳の分布などから推察すれば,北部の犬山市や一宮市,北東部の春日井市あたりにも豪族の拠点があったと考えられる。しかし国全体を統轄する地位を確保したのは,平野南部の熱田台地に本拠をおく尾張国造たる尾張氏であろう。尾張氏は,ヤマトタケル伝説を媒介として,皇室とのつながりを誇示する豪族であった。…

【真清田神社】より

…天火明(あめのほあかり)命をまつる。天火明命は尾張氏の祖神で,その子天香語山(あめのかごやま)命のとき,大和より尾張に移って開拓経営にあたり,祖神をこの地に奉斎したのが当社の起源という。以後尾張氏とともに発展し,847年(承和14)従五位下,851年(仁寿1)官社に列せられ,865年(貞観7)正四位上,延喜の制で名神大社,のち尾張国一宮とされた。…

※「尾張氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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